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2007/04/03より おすすめ本、DVDの紹介です。
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 今日はジム・ジャームッシュのブロークンフラワーズです。この映画は公開当時、気にはなっていたのですが、結局地元ではやらなかったのでようやく拝見することができました。なんかの雑誌で三井ゆりが面白いといっていたのであまり期待してなかったけど、

 おもしろかったよ。

 ジャームッシュが最近お気に入りのビル・マーレイ。私にとってはいまだにゴーストバスターズなんだけど、抑えた演技がいいね、ってみんな言ってたね。

 あと、後半出てくる荒くれ者が初期のジャームッシュを彷彿とさせてた。俳優もあの当時からの人かな。わからんけど。

 内容については言ってもシャーないような気がするので、大変おススメできますのでまだの人がいたらぜひどうぞ。

 そして映画とは関係ないことを少し。公開当時から気になってたんだけど、この映画”ブロークンフラワーズ”ってヴェンダースの”アメリカ、家族のいる風景”とテーマ似過ぎでないですか?なぜに?ジェシカ・ラングなんか両方に出てるし。二人で同じテーマでつくりますか、って話し合いでもあったのかな。どっちの映画ショーみたいな対決を二人でやってたとしたら結構おもしろです。

 エンディングは彼の過去の作品には見られない突き放した感じのものでした。内容は話さないくせにオチだけ言ってしまった・・・
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 今日はスティーブンキング原作のシークレットウインドウです。結果から言ってしまえば、とてもがっかりしました。それはなぜか。今日はそのことを考えることにしよう。

 まず、前半。これはよい、たいがいのサイコスリラーがそうなように前半はおもしろい。見てて思ったのが、ジョン・タトゥーロはまだいいとしても、主人公はジョニー・デップじゃないほうがおもしろいんじゃないの、ということだった。しかしこの考えは完璧な的外れな意見だ。でもなぜそう思ったかというと適度にコワおもしろいのが全然知らない奴が演じることでスゲーコワくなる可能性があるからだ。そんな映画ってよくあるよ。って例が思い浮かばないんですけど、なんかあったはずだ。知ってる人が出てないのでタイトルとか忘れてるのだ。

 で、後半。だめだこりゃ。最近のサイコスリラーのいつものパターンというか、サイコスリラーってこういう落ちだから文句言わないでね、ていうか、まぁ、いつものやつですな。

 なんなのだろうか?はやりですか?有名スターが二重人格の役をやるのって。有名人スターがサイコスリラーやるのってなんか越えないといけないハードルとか、必ず通らないといけない道とかそんなんなのかな。

 ジョニー・デップを見たい人はまず見るだろうから、この映画見る人も結構見るだろうね。どもそれってジョニー・デップファンの仕事ですからね。映画みたいってゆうより彼が見たい。ただ、それだけ。
 
 ジョニー・デップとスティーブン・キングで映画つくれば、ペイがとても計算しやすそうだ。ただそうやって作られた映画としか思えん。こんな映画でもある程度のヒットはする。ジョニー・デップのギャラが高額なのもしょうがないか。
 
 超能力者VS人間、超能力者VS超能力者の戦いを描いた3作目。1作目、2作目もDVDでしたが今回もDVD、すまん・・・

 テーマは私のもっとも好きなSFチックな話です。でもそんなことはみんな知ってるよね。DVDレンタルの期間がようやく長くなった(7泊8日、値段は新作料金)ためやっと借りました。今回一番気になった点は、あの悪者、指輪物語でガンダルフやってた人のヘルメットとマントだ。アメリカ人はああいうのは平気なんだろうか?その感覚がまったくわからん。外国映画だから許せてるけど、日本映画だったら、あのヘルメット見た瞬間に絶対に見る気をなくす。なんであんなんなのだろうか?まぁ、きっと原作であんな格好してんだろうけど、もうちょとなんとかならなかったのだろうか。日本で言えば仮面ライダーに日本全国が熱狂してる感じ?子供も大人も。純粋に子供映画だったら何とか許せるんだけどそうじゃないでしょこれ。好きなテーマだっただけにとっても残念です。

そして残念なところは他にもあります。DVDで見といてすまん

 この映画のもっと残念なところは、超能力者VS人間の結末が何一つ描かれていないことだ。どうなってんだこりゃ。こっちはそこだけに注目してみてんだぞ。私は常々(といっても2,3年に1度だけれども)超能力者VS人間という問題はいずれ現実になると思っている。そして私自身どうなればいいのかという答えがまだでないでいる。横山光輝氏の地球ナンバーV7では、近未来に人類は火星に植民しそこでは宇宙線の影響かなにかわからないのだが超能力者が生まれ始める。その超能力者VS地球政府、超能力者VS火星政府、超能力者VS超能力者、という戦いが繰り広げられるのであるが、結局は戦いに残った超能力者たちがロケットにのってユートピアを探しに宇宙に飛び立つという結末だった。また、ダン・シモンズのハイペリオンでは地球外に植民星を求めて旅立った後、各星を地球化するのだがその地球化に反対し(現在で言えば環境保護派?)自らをその環境に合わせてしまった人たちを宇宙の蛮族アウスターとして登場させている。(話の中心はアウスターが誕生してかなりたっている。)そして人間VSアウスターの戦いも話の中心として出てくる。(アウスターが人間が変化したものだということは後々わかるのだが序盤ではまだわからない。)結局、次作エンディミオンでも両者は戦い続けるままだ。話はそれてしまったがこの映画にも何らかの結論を出してほしかったんだよ。ただそれだけなんだよぉ。

 後、最後にこれ作った人がこのブログを見てたら(まずない)言っておきたい。あんな終わり方だけはやめてくれ。ファイナルといっておきながらも続く可能性もあるよって見せ方はちょっと卑怯じゃないですか。



作者 プロイスラー 訳者 中村浩三

この本との出会いはたしか小学校高学年のときだったと思うのでかれこれ今から20年以上も前のことだったと思います。図書館で借りてきて読んだんだったはず。去年、本屋さんでプラプラしていると偶然発見してしまいました。クラバート!

まだあったんですね。

実際のところ、タイトルもよく覚えていなかったのだけれどもいざ出会ってみるとあのころの記憶が鮮明によみがえってきた。←おおげさ 

強烈な挿絵(ヘルベルト=ホルツィングさんが書いています)がおそってきます。

内容はといいますとあんまり言い過ぎてもなんですが、中世のドイツを舞台にしてクラバート少年がカラスになったりして成長していくファンタジーちっくなお話です。(←言わなさすぎ)でもこれくらいのほうが楽しみが増えていいでしょ。

だまされたと思って一度読んでみてください。大人でも十分楽しめます。

よし、じゃ、あとは読んだ人だけで盛り上がろう。

なんといってもかっこいいのがトンダ少年ですよね。クラバートの兄貴分の彼は未来のクラバートでもある。そしてまぬけなユーロー少年はなかなかここでは書けないかっこよさ。こういった少年集団の描き方がすばらしいと思います。みんな悩む悩む。ただ、スネ夫みたいなやつもひとりいますが・・・勧善懲悪の世界だけではない人間っぽさを描ききったところが、この作品を名作にしているのでしょう。

小学生のときは読んで感動して泣いていた記憶があるのですが今回読んだときはそのポイントがまったくわかりませんでした。歳をとるとはこういうことなのでしょうか、さびしい・・・感動するのは間違いないんですが。

あとこの作品は宮崎アニメの元ねたにもなっているらしいですね。上のカラスでピンと来た方、”ハウルの動く城”だと思ったでしょう。

違います。

”千と千尋の神隠し”らしいです。いわれてみればそうかなぁという気もしますが外筋だけは似ているけどもテーマは全然違うな、って気が私にはしました。


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